情報銀行って何のメリットがあるの?個人情報を預けて大丈夫なの?

最近、「情報銀行」というサービスが日本でも始まろうとしています。

情報銀行って聞き慣れない言葉ですね。いったいどんなサービスなんでしょう?

端的に言えば、あなたの個人情報を情報銀行に預けて

管理や運用をやってもらい、その対価をもらえるというものですね。

では、そのサービスが始まると、あなたにはどんなメリットがあるのか?

説明していきましょう。

情報銀行とは?何が普通のサービスと違うの?

情報銀行というのは、日本では総務省が取り組んでいる
情報信託制度に関するものになります。

あなたの氏名、年齢に始まって

あなたの行動した範囲とか、モノの購入記録とか
健康状態や資産状況なども含めた個人情報を

一箇所にまとめて登録しておき、そのデータを
情報銀行が各企業に提供して、その見返りを
企業から受け取り、分配してくれるものです。

企業から見ると、自分のサービスにマッチした
お客さんが何処にいるかを知ることが出来て
あなたは、自分の個人情報を意図的に公開することが
出来て自分の好みのサービスを見つけやすくなるのです。

でも、これって

今でも各企業が独自にやってることと一緒ですよね。

Googleの無料サービスを使っていると
利用者であるあなたは意識していないかもしれませんが

サービスを利用した履歴やその傾向を
収集されていて、ビッグデータとして
広告などの企業活動に活用されています。

そして、あなたが知りたそうな情報や
商品を頼まなくても提案してくれているのです。

情報銀行は、これらのデータの利益を一部の企業が
独占的に活用していることが
問題だと考えて作られています。

一部の企業が独占的に個人データを
有効活用するのではなく、社会全般で
活用できるようにしようという試みなのです。

情報銀行に個人情報を預けるメリットは?

まだ、サービスが始まったわけでも
サービスを行う上でのルールが決まったわけでは
ないので、明確なメリットというのは
定義できないですが、本質的な話として
あなたが受け取るメリットというのはあります。

それは、預けた個人情報に対して対価が
払ってもらえるということです。

それが現金なのか、ポイントなのかは
実際にサービスが始まらないとわかりません。
これまでは、タダで個人情報をばらまいて
いたのが、ある程度の報酬を受取ることが
出来るようになるということです。

ここで、注意すべきは
預けた個人情報はその価値が等しくない
ということです。

普通に考えて、お金持ちの人の個人情報と
貧乏な人の個人情報では

企業にとってその価値は違ってくるのは
簡単に理解できると思います。

以前、中国とかでは、自分の値段を調べることが
できるサービスが流行ってましたが

同じ様なことが日本でも起きるかもしれませんね。

情報銀行ってセキュリティは大丈夫?

普段、何気なく使っているグーグルとか
フェイスブックやamazon、楽天

これらはみんな個人情報を使って
企業の収益を上げることに活用しています。

基本的に無料で使えるサービスは
その代価として個人情報を知ってる知らないに
関わらず提供していることになります。

大抵、利用規約などに小さい字でたくさん
書いてある中に、個人情報をどのように扱いますと
書かれているのです。

そして、よく大手サイトから個人情報が流出しましたって
話が出てきますよね。

マイナンバーの時とかと同じ様な議論になる気がしますが
大事な個人情報を預けた先が

セキュリティ的にダメダメだったら
とんでもないことになります。

単純に大手企業だから安心とは言えないところが
不安を大きくする要因ですね。

最終的にどんな運用になるのか
不安ですが、しっかりとしたセキュリティ対策を
立てて欲しいものです。

最後に

情報銀行という名前自体がまだ一般には
あまり知られていませんが、将来的には
今の銀行と同じ様に、普通にそこにある時代が
やがてくるかもしれません。

その時にあなたはどう活用するのか
あえて使わないのか。

考えてみるのも楽しいですね。

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